2010年10月26日火曜日

Making of Itadaki Jiu-Jitsu Ep.4 July 27th

昼過ぎ、と言っていたのに愛車のカブに愛用ドリルx2を積み込み、門脇は昼前に颯爽と頂柔術に現れました。いつもの神風のような切なさを交えた表情で僕の計画を聞き、そして材料を調べると、出来ること、出来ないこと、やりたくないことを客観的に僕に伝えてくれたので、ほんの10分程度で作業の方針が固まりました。
門脇は、下のコンクリにアンカーを打ち、木材でキャンバスを引っ張りながらコンクリにアンカーで打ち付ける方法が作業効率、作業の難易度、そして仕上がりなどを考慮すると一番現実的だ、と僕を納得させると、直ぐに必要な材料と足りない工具の買出しに西新井のドイトにカブを走らせました。
ひとたび物が揃って作業が始まると、門脇はその手を休めません。
途中で一度だけ晩飯のために駅前に出ましたが、正午から夜の10時までぶっ続けで作業し、キャンバス張りは僅か1日でその工程の9割以上を終え、ほんの一日前まではマットやキャンパスが折り重なる物置だった空間は、マチャド・ブルーのキャンパスがばっちりと張られた見事な柔術アカデミーへと生まれ変わりました。
翌28日、音が出る作業が少し残っていたので8時から作業開始。木材切って下穴開けて座彫りして、コンクリに下穴あけて、キャンバス引っ張って…。やってることは昨晩と同じ。
成田に向かうスカイライナーの出発25分前まで汗だくになって作業して、体を拭いたらスーツケースを持って日暮里駅にダッシュで駆け込みました。
ほんの少しだけ作業が残ってしまったので電車の中から門脇に再び電話。仕上げを頼んで一路サンディエゴへ飛び立ちました。

Making of Itadaki Jiu-Jitsu Ep.4 July 26th

キャンパスに遅れること数日、ようやく下地となるEVA、そしてウレタンチップが届きました。
物件の形状がかなり個性的なために基本的に現物あわせで作業していくことになります。EVAのカットは簡単なのですが、ウレタンチップのマット、どうもウレタン同士を熱圧着する際に用いる接着剤から油分が揮発してくるのか、すぐにカッターの刃が鈍くなってしまい、結構面倒でした。
ただこのあたりの作業は特に頭を使うことも無くひたすらマットを切り出して敷き詰めてゆくだけです。
とりあえず、キャンバスを決めてしまう前に一度、EVA、チップウレタン、ターポリンの状態で皆に軽くロールをしてもらい、衝撃の抜け方や体の沈み方などを見ることに。
2~3人集まればことが足りると思ってましたが結構な人数が集まってくれました。
キチンと固定していないキャンバスは直ぐにズルズル動いて話にならなかったですね。
実は8月1日にサンディエゴで行われるUFCで試合をする岡見勇信選手にセコンドとして帯同するため7月28日には日本を出国しなければならず、僕がアメリカにいる間、移籍組みの皆さんが頂で練習が出来るようにしておきたいな、と言う思いがありまして、26日の夜、一度帰宅するために最終の横須賀線をつかまえるべく東京駅まで行ったのですが思い直して日本格闘技界の至宝、門脇英基に電話したところ、「何ができるか分かりませんが、明日の昼過ぎにバイトが終わるので見に行きますよ。」と頼もしい返事が!
早速きびすを返すと山手線に乗り込んで、日暮里に戻るとチップウレタンの上にゴロリト寝転び、夜を過ごしたのでした。

2010年10月22日金曜日

告知

23日、土曜日の頂クラスは主要メンバー17~19時にお茶の水のWK東京本部で行われる合同スパーに参加のため、クラスの開始時間が20時ごろとなりますのでご了承ください。